卒業生からのメッセージ

東京医科大学病院 勤務

診療放射線技師 I.K. さん

  • 診療放射線学科 2019年3月卒業 岩手県 盛岡市立高等学校 出身
  • 現在の勤務先を目指したきっかけを教えてください。また、仕事内容とやりがいを教えてください

    学生時代に当院にて実習を行い、当院を目指そうと決めました。三次救急の病院で多くのモダリティにおいて検査数は都内トップクラスです。大学病院であるため最先端の技術、機器などが揃っており、それらを駆使して患者様にとってより良いアプローチができるよう医師に質の高い画像を提供しています。凄まじいスピードで医療技術は進歩しており、その速さに負けないよう学び続けるということがやりがいの一つであるとも感じています。

    日本医療科学大学の出身学科で学んだことは何ですか?

    働く上でなくてはならない解剖学や生理学をはじめとする基礎的な医療知識はもちろんですが、放射線系の基礎的な知識も非常に丁寧に教えていただきました。また、他人と関わるという観点では約100 人の同期と国家試験に向けて1 つのチームとして取り組んだことにより、コミュニケーション能力の向上も図ることができたと感じています。多くの方と関わることにより人脈も広がり貴重な経験をさせていただきました。

    日本医療科学大学で力を入れていた活動はありますか?

    フットサルサークルでは放射線学科の学生が中心となって活動していましたが、他学科の学生が在籍しており月に1~2回程度の活動を通して、運動をしながらコミュニケーション能力を養うことにも努めていました。また、普段では聞けない他学科の話を聞くことにより意欲向上のきっかけとなる刺激をいただける機会でもありました。

    上記の活動は仕事でどのように役立っていますか?

    現在、複数の医療職がお互いに連携を取り合って患者様に医療サービスを提供するチーム医療の場においては、他職種の方とコミュニケーションを取り合いながら助け合うということが必須となっています。特に院内においては、チーム医療の場を一例とする他職種の方とコミュニケーション能力が必要とされる場が、院外においては技師会が運営する学会などで、初めてお会いする他院の放射線技師の方と共に会場の設営などを行う機会があり、そのような場でも学生時代に培ったコミュニケーション能力が非常に役立っていると感じています。

公立昭和病院 勤務

診療放射線技師 I.H. さん

  • 診療放射線学科 2017年3月卒業 群馬県 東京農業大学第二高等学校 出身
  • 現在の勤務先を目指したきっかけを教えてください。また、仕事内容とやりがいを教えてください

    三次救急の病院として、一般・CT・MRI・AG など、多岐に渡って業務しています。総合病院であるため、患者様の疾患も様々であり、毎日が勉強となっています。実際の撮影工夫や装置の使い方は各病院で異なるため、臨床に出てから学ぶことが多いですが、その元となる基礎知識はとても役に立っています。その中でもMRI は特に用いるシーケンスや原理を理解しているかによって、業務の理解や急患の際の対応に差が生まれると感じました。診療放射線技師の基本である一般撮影は、最も検査数が多くマルチタスク能力が求められるCT など、業務内容が多いので大学で学んだ4 年間で必要の無いものはひとつも無いと感じています。また、目上の方との接し方やコメディカル間のコミュニケーション、その他に仕事内容を理解するために、勉学だけではない大学時代の関りが重要なものとなりました。

    大学時代を振り返って、日本医療科学大学はどのような魅力や特長のある大学でしたか?

    診療放射線学科はもちろん、他学科・専攻の先生たちとも仲良くなれるところです。学生同士仲が良いというのも非常に良い部分ですが、先生方は違った観点から意見をくださり、自分の視野を広げる要因となりました。また、他学科・専攻の学生に自分が学んだことを話すことも多く、自分自身の知識を深め、足りない知識を補う機会となっておりました。この様に様々な分野の先生や医療従事者を目指す多くの学生と話す機会があり、大学の規模以上に活発な討論が行えると感じます。

    受験生に向けてメッセージをお願いいたします

    医療職は専門化が進んでおり、マニアックな部分も多くあります。それらは大学4 年間の勉強を基に、何年もかけて手に入れていく自分の技術です。大学に入学することや卒業して資格を得ることを目標にするのではなく、将来自分がどのような医療従事者になりたいのかを考え、それに向けて努力するということを常に意識しながら勉強に励んでください。どんな些細なことでもそれが患者様を救う技術・知識になるかもしれません。大学は資格を取らせてくれるところではなく、自分の将来への手助けをしてくれるところです。自ら行動を起こして頑張ってください︕

医療法人 啓仁会 所沢ロイヤル病院 勤務

理学療法士 T.S. さん

  • リハビリテーション学科 理学療法学専攻 2016年3月卒業 埼玉県 狭山ヶ丘高等学校 出身
  • 現在の勤務先を目指したきっかけを教えてください。また、仕事内容とやりがいを教えてください

    大学では挨拶や言葉遣いといった基本的な礼儀を学べたことが、患者様やその家族に対する接し方で活かされていると感じています。現在は、回復期病棟に勤務しており、主に自宅復帰を目指した高齢者を担当しています。その他にも通所や外来リハビリも担当しており、様々な疾患に対してのリハビリテーションを提供しています。系列施設との交流もあり、外部環境から現状の自分を見つめ直す良いきっかけを与えていただいております。

    大学時代を振り返って、日本医療科学大学はどのような魅力や特長のある大学でしたか?

    図書館が夜遅くまで開いており、医療専門書や文献検索サイトも充実しています。また、卒業後にも利用することができるため、就職してからも活用をしています。自動車通学も可能で、アクセス面の不便さもありません。

    受験生に向けてメッセージをお願いいたします

    先生方が授業時間外でも親身になって指導をしてくれるので、分からないところはすぐに解決をすることができました。学生時代は勉強が忙しく、辛い時期もありますが今ではその経験が、自ら学ぶ姿勢を作ってくれたと思っております。

医療法人 泰一会 多摩北整形外科病院 勤務

理学療法士 M.R. さん

  • リハビリテーション学科 理学療法学専攻 2021年3月卒業 埼玉県立上尾高等学校 出身
  • 現在の勤務先を目指したきっかけを教えてください。また、仕事内容とやりがいを教えてください

    整形疾患やスポーツをしている方の治療がしたかったから。また、身体全身を治療できるようになりたかったから。
    仕事内容は入院患者様、外来患者様のリハビリです。たくさんの患者様を治療できること、日常生活に困っている方を助けられることにやりがいを感じています。

    在学中に出身学科(専攻)で学んだことは何ですか?

    勉学は毎日の積み重ねが大事ということ。
    基礎的なものが1番大事ということ。
    理学療法士にはコミュニケーション能力が必要ということ。

    在学中に力を入れていた活動はありますか?(地域/社会活動・ボランティア活動など)

    sport medical care club(SMCC)です。

    在学中に、出身学科(専攻)で学んだことや力をいれたことは、現在の仕事でどのように役立っていますか?

    患者様を治療する上で患者様がどのような人でどんなことをして欲しいかなど知るためにはコミュニケーションをとることが必要で学生時代にグループワークをしたことが役立っています。
    在学中に学んだ知識がないと治療ができません。SMCCではテーピングやスポーツ選手に対しての治療法を学ぶことができたため今の仕事に活かされています。

    今後の勤務先での目標教えてください。(やりたいことや目指す人物像など)

    どんな整形疾患でも治療できるように。
    患者様から信頼される理学療法士になりたいと思っています。

    先生や先輩、職員の方など在学中に自分を成長させてくれた方がいらっしゃれば、その方との関わりについて、エピソードを交えて教えてください

    浅岡先生、森田先生、平野先生
    勉強していて分からないところを質問したり、就職先の相談をしたりと頼りにさせていただいていました。

医療法人 積仁会 旭ヶ丘病院 勤務

作業療法士 R.M. さん

  • リハビリテーション学科 作業療法学専攻 2023年3月卒業 東京都立上水高等学校 出身
  • 現在の勤務先を目指したきっかけを教えてください。また、仕事内容とやりがいを教えてください

    臨床実習を通し、対象者の生活の再建をする回復期の作業療法士を目指したいと考えました。現在の病院の地域に貢献する理念に共感し、入職を決めました。また、新棟が完成した翌年の入職になること、数年後の展望が計画されていることを知ったことも入職を目指す理由となりました。
    仕事内容は1日7人~9人の患者様のリハビリテーション、その記録となるカルテ業務、リハビリテーションを行うために必要な書類業務、多職種とのカンファレンスなどがあります。また、月に2~3回、院内・院外の勉強会もあります。
    やりがいは患者様から感謝されたとき、患者様が退院し日常生活を再獲得したときに感じます。

    在学中に出身学科・専攻で学んだことは何ですか?

    臨床で生かせる知識を実践を交えて学べました。
    授業中に先生が話してくださった対象者がイメージできるような臨床経験の話、車椅子・自助具など実際に操作した経験、リハビリテーションの意味を持たせたアクティビティの活用など、現在作業療法士として働く中で生かしているものばかりです。

    在学中に地域/社会活動・ボランティア活動など力を入れていた活動はありますか?

    ボランティア活動、軟式野球部のマネージャー、アルバイトです。
    ボランティア活動は初対面の人とのコミュニケーションや埼玉県の地域性を学べました。
    軟式野球部のマネージャーは他校との連携や自分の役割を果たすことで責任感を持ち業務を遂行する大切さを学びました。
    アルバイトは大学生活丸々4年間していました。実習中や国家試験直前はお休みをいただきました。勉強とアルバイトの両立は効率よく勉強することを模索するきっかけになりました。報連相の大切さをはじめ、現在の私に大きく生かされています。

    やりたいことや目指す人物像など、今後の勤務先での目標教えてください

    回復期の作業療法士として、医療と福祉の懸け橋のような存在になりたいです。
    どちらの知識も併せ持ち、対象者の対象者らしい生活を送るための手助けができるようになりたいです。

    先生や先輩、職員の方など在学中に自分を成長させてくれた方がいらっしゃれば、その方との関わりについて、エピソードを交えて教えてください

    作業療法学専攻の先生方は、学生との対話を通し、近い距離で学生生活を支えてくださいました。1年次から定期的な面談があり、いつでも相談できる環境が整っていました。テスト、実習、国家試験という4年間の長い試練は先生方のおかげで乗り越えられました。

日本赤十字社 福島赤十字病院 勤務

看護師 A.S. さん

  • 看護学科 2016年3月卒業 福島県 福島成蹊高等学校 出身
  • 現在の勤務先を目指したきっかけを教えてください。また、仕事内容とやりがいを教えてください

    看護学科では臨地実習で様々なことを学びました。実習先で何をしたらいいか戸惑っている自分を指導者の看護師の方がサポートしてくださったので、不安や戸惑いはすぐに無くなりました。実習先では患者様に足浴をしたり、話を聞いたりするだけで患者様が笑顔になっていくのがとても嬉しかったのを覚えております。看護師としてはまだまだ未熟ですが、笑顔で患者様と関わることにより、元気になっていくのを実感することができて楽しいです。二次救急病院の内科で働いています。患者様には高齢の方が多く、急性期から回復する患者様に驚いたりもします。入院初期は元気の無い患者様が徐々に回復していき、自分らしさを取り戻していく姿をみて、逆に元気付けられたりすることもあります。

    大学時代を振り返って、日本医療科学大学はどのような魅力や特長のある大学でしたか?

    大学から地元の福島県を出て、埼玉県で一人暮らしをすることになりました。日本医療科学大学のある毛呂山町は緑の多い町のため、安心して落ち着いた環境で勉強することができました。また、チーム医療について学ぶ機会も多く、他学科・専攻の友達も沢山できました。チーム医療演習では一つの疾患に対して、それぞれの医療職はどう考えているのか意見を出し合い発表する授業で、この授業の経験が実際に医療現場に出た現在も役立っています。

    受験生に向けてメッセージをお願いいたします

    私自身、高校の頃は「将来これがやりたい︕」って思う職業が特に無く、大学に入学してから看護師の仕事や患者様との関りについて学んでいくうちに、やりがいや面白さを見出すことができました。大学では臨地実習などで、病院を直接見て働くことができますので、就職の際にとても参考になります。病院が行っている奨学金制度もありますので、興味があれば調べてみると良いかもしれません。

日本赤十字社 深谷赤十字病院 勤務

臨床工学技士 M.M. さん

  • 臨床工学科 2017年3月卒業 埼玉県立深谷第一高等学校 出身
  • 現在の勤務先を目指したきっかけを教えてください。また、仕事内容とやりがいを教えてください

    深谷赤十字病院を選んだ理由はME の業務である透析、機器管理、カテーテル、人工心肺、内視鏡の全ての業務があったからです。病院によっては透析だけしか行っていない場所もあるため、多くのことができる深谷赤十字病院を選びました。仕事内容として透析は穿刺(針刺し)やコンソール(透析の機械)の操作、機器管理は医療機器の清掃・点検・修理、カテーテルは術野への物だし・補助循環(IABP,PCPS)の準備、人工心肺の操作、内視鏡は先生の介助に入り生検・ポリープ切除を行います。やりがいは高度な医療機器の操作や穿刺などの技術を得ることができ、多くの場所で活躍できることです。

    日本医療科学大学の出身学科で学んだことは何ですか?

    1 年次は医療職種に必要な解剖・生理学の知識を学ぶことができ、2・3年次は専門的な透析・人工呼吸器・人工心肺などの講義や実習があったため、知識や簡単な機器操作、透析・人工呼吸器・人工心肺の回路の組み立てを学ぶことができました。4 年次は臨床実習に行くため現場でのMEの仕事を学ぶことができました。1 年次にチーム医療演習やコミュニケーション論といった講義もあり、他学科合同でグループワークが多かったため、他の医療職種の仕事を詳しく知ることができ、上手なコミュニケーションの取り方を学ぶことができました。

    日本医療科学大学で力を入れていた活動はありますか?

    オープンキャンパスの手伝いに参加していました。参加をすることで他学科との交流や来場された高校生と話せる機会があり、沢山の人とコミュニケーションを取ることができました。

    上記の活動は仕事でどのように役立っていますか?

    電子カルテには多くの医療用語・心臓血管の画像・血液の基準値などが書かれているため、解剖や生理学で覚えた人体の構造や名称、基準値の知識が役立っています。透析業務では入社して数週間後に回路の組み立てやプライミングを始めたため、学生の頃の実習でやったことを思い出しながらできました。看護師の方に人工呼吸器のモードについてたまに聞かれることもありますが、講義でモードについて詳しく学んでいたため、説明する時に役立っています。また、病院では他職種の人たちと一緒に仕事をしていくためチーム医療演習が良い経験になりました。患者さんと話す際もどうしたら不安を軽減できるかなどを考えコミュニケーションを取ることができます。

    進路を考えるにあたり、役立ったサポートなどはありましたか?

    9 月頃に国際フォーラムで行われる病院説明会には、多くの病院関係者とお話しすることができるので、業務内容や福利厚生などの違いを知る良い機会でした。そこでME 業務でも病院によって全業務ができるところがあれば透析のみや、機器管理のみしかできない病院の違いを細かく知ることができ、自分の就職したい病院を選ぶ参考になりました。また、就職試験に向けて小論文添削や面接対策はとても役に立ちました。特に小論文が苦手だったため添削していただき、書き方のポイントを教えてもらったおかげで小論文が書ける様になりました。

    今後の勤務先での目標教えてください

    就職して間もない頃は、先輩方がとても丁寧に詳しく仕事を教えていただき、ミスをしてもフォローしてくれたので、私も先輩方の様になりたいと思っています。今までは透析、機器管理、カテーテル業務をメインにやっていたのですが、今年から内視鏡業務を始めたため早く独り立ちできる様に頑張りたいと思っています。

国立病院機構 埼玉病院 勤務

臨床工学技士 Y.T. さん

  • 臨床工学科 2020年3月卒業 埼玉県 秋草学園高等学校 出身
  • 現在の勤務先を目指したきっかけを教えてください。また、仕事内容とやりがいを教えてください

    当院の臨床工学室では、カテーテル業務、オペ室業務、血液浄化業務、人工心肺業務、ペースメーカー業務、機器管理業務をローテーションで行っており、より多くの経験を積むことができると考え、当院を目指しました。様々な経験をさせていただき、臨床に出てから学ぶことは多いですが、多くの医療スタッフとか関わり、自分自身もチーム医療の一員として患者様の治療に携われることにとてもやりがいを感じています。
    業務内容としてカテーテル業務では物品の物出し、IVUS操作、補助循環(IABP PCPS)の準備と管理、オペ室業務では内視鏡のセットアップ、血液浄化業務では穿刺から患者様の管理、人工心肺業務では人工心肺の操作、ペースメーカー業務では植え込み、交換、外来でのチェック、機器管理業務では呼吸器ラウンドを行っています。

    日本医療科学大学の出身学科で学んだことは何ですか?

    一年次から解剖整理の知識を学び、二・三年次から透析、人工呼吸器、人工心肺といった実際の医療機器を用いて学ぶことで専門的な知識を身に付けることができました。
    また、チーム医療演習もあり、学生の時から他の学科の方たちと関わる機会が多かったため、コミュニケーションの取り方を学べたことは今仕事をする上でとても役に立っています。

    日本医療科学大学で力を入れていた活動はありますか?

    学生中央委員会に所属し、学年問わず多くの学生と関わり、大学生活を少しでも楽しめる様なイベントを考え、設営していました。またオープンキャンパススタッフとしても、多くの方々と関わることで目上の方に対する接し方も学ぶことができたと感じています。

    上記の活動は仕事でどのように役立っていますか?

    仕事では、実際に多職種と関わることがとても多いので、コミュニケーションの取り方を学べたことで、今でも多くの医療スタッフと連携を取りながら業務をすることができています。

    進路を考えるにあたり、役立ったサポートなどはありましたか?

    就職支援センターでは、進路相談に親身になっていただき、小論文対策、面接練習など、とてもお世話になった場所です。就職支援センターが無ければ、就職試験も乗り越えられなかったと思う程感謝しています。

    今後の勤務先での目標教えてください

    一年目の頃は多くの先輩に支えていただいて業務を行っていたので、三年目になり、業務の幅も増え、当直業務もやらせていただいているので、今後は学会などにも参加し、専門的な知識を身に付け、私も先輩方の様に後輩にも、自分が学んできたことを教えつつ、より質の高い医療を提供できる様に、頑張っていきたいと思っています。